2015年04月04日

麻布十番は、かつて日本語教師のグループに所属していた場所!

麻布は、現在は東京都港区であり、旧麻布区です。東麻布、麻布狸穴町、麻布永坂町、麻布十番、南麻布、元麻布、西麻布、麻布台、六本木で形成されています。この麻布十番に日本語教師のグループがあり、私もそこに所属していたことがありました。当時の事務所はアパートの小さい和室。そこにこたつがあって、何とも暖かい感じのグループでした。まだ、外国人に日本語教育が始まった頃の草分け的グループでした。私は、そこで銀行勤めをしている英国人を紹介され、家庭教師的に訪問して日本語を教えるという仕事をしていました。当時、麻布十番というと、六本木から徒歩で坂を下って行くしか方法がなく陸の孤島とか言われていたようですが、確かに、交通の便も悪く私は仕方なくバスでかなりの時間をかけて新宿から渋谷行きにのり、二の橋バス停で乗降しました。こちらは、赤坂御用地を通って、かつて防衛省があった所を迂回し、二の橋バス停留所を降りれば、東京タワーが見えたものでした。帰りは、渋谷へ出て帰ってきたこともありますが、この時は、バスは白金台を迂回して渋谷まで行くルートなのですが、今から思うとまるで観光旅行をしていたような感覚でした。当時の麻布十番は商店街があり、様々なお店もありましたが、地味でさびれた感じでした。現在地下鉄が通り麻布十番駅もできて、きらめく様な東京の代名詞になるとは、時の流れは分からないものです。

私が入会をして一年程経って、この日本語グループは寄付を募り法人になり、表通りに出て近くの麻布十番のビルに転居しました。何となく入所当初の暖かさは感じられなくなり、同時に私は東京の郊外に住んでいましたから、観光旅行にも疲れてきて英国人が退会したのをキッカケに、私もグループを退会しましたけれど、なかなか味わえない貴重な体験をしたと思っています。今となれば、東京タワーも近かったのだから、愛宕山に登り愛宕神社に参拝もし、タワーに登って東京を俯瞰してくればよかったかなと思ったりします。



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Posted by miyata at 19:16 │麻布

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